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English Brain Trainer

英語で考える脳を作る究極の英語学習法を提供。いくら勉強しても日本語で考えているうちは英語は使える様にはなりません。あなたの日本語を頭から消し去り少しずづ英語で考え、表現できるようになる脳開発をします。年齢に関係なく出来るトレーニングで、読む力、話す力、聞く力を伸ばしていきましょう!

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印象が記憶を作る!

無料基礎編第二章へようこそ。

ココでは、印象と記憶について考えてます。あのことは自分にとってはとても大きい体験だった。それが自分の人生の節目になった。なんて事柄は皆さんよく覚えてらっしゃいますね。

僕が思うに記憶とは印象なんです。

つまり、頭のよしあしではない。記憶力がいい人という人は、感性が鋭く印象に焼き付けることが上手な人たちの様に思えます。僕は英語を覚えましたが、家の固定電話の番号や郵便番号が未だにちゃんと覚えられません。つまり、印象に残ってないのです。昨日食べた夕食も覚えてないことすら多い(笑)。印象を残すことが記憶をつかさどる海馬に大きく影響していることも脳科学的にもわかってきました。

脳科学者の茂木さんが、クオリエ(質感、印象)の研究をなされていることは皆さんご存知でしょうか?化学式では、水は酸素分子と水素分子がくっついた物質ですが、僕らは、水が持つ質感から印象を呼び起こすことが出来ます。ある人は小川のせせらぎを思い浮かべ、ある人は海の底をと言ったように人によって質感から感じ取る印象は様々。印象を生み出すことが出来る動物は人に限られます。人が他の動物に比べ格段にコミュニケーション能力が高いのは、感じ取った印象を言語に変えて発展させることが出来る脳を持つことが出来たからだと思います。つまり、印象と言葉には密接な関係があるんですね。

これから、学ぶ印象語彙力強化法は、僕が実際に大学のころアメリカで試していた方法になります。入学して1年ぐらいは、まず教授の言ってることが分からず、教科書をかたっぱしから読みつぶして理解して、ようやく授業をパスしていたように思います。長じて耳が慣れてきましたが、大変苦労をしました。語彙力がTOEFL550点では、追いつかなかった。そんな経験から、どうにか飛躍的に自分の語彙力を増やすことは出来ないものかと試行錯誤を重ね、最終的に辿りついた方法を皆さんとシェアさせて頂ければと思っています。

で、その究極の語彙力強化のノウハウですが、こういう事です。前置きが長くて済みません。引っ張っているわけではないのですが、印象が大事であることをまずご理解いただければと思います!

その方法は!

まず、例として "Deteriorate" いう言葉があります。貴方の印象にはおそらくあまり残っていないこの言葉、知ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、瞬時に取り出して使える言葉ではないですよね。すくなくとも私のブログの読者の皆さんの中には、この言葉を日常的に使っている人はまずいないと思います。スカイプのレッスンではないので残念ながら発音をお教えすることが出来ないのですが、発音はいったんよこにおきまして、ココでは進んでしまいます。

で、この言葉をあなたの頭に印象として今から焼き付けます。

どうやって?って思ってるかもしれませんが、洗脳されるつもりで読み進めてみてください。

1.リンクワード エクセサイズ

まず、意味ですが、出来れば英英辞典で調べてほしいのですが、辞典で調べると diminish or impair in quality, character, or value と出て来ます。ちょっと余談ですが、英英辞典を持ってらっしゃらない方は http://www.dictionary.com で調べたい単語を調べてください。オンライ英英辞典です。diminish ってなんだ? うん? impair?となったら、その言葉も同時に英英辞典で調べます。

deteriorate とは日本語にしちゃいますが、質、価値が落ちるという意味です。ココからエクセサイズの始まりですが、あなたが”質、価値が落ちる”から連想される、英単語15個を、60秒以内に紙に書きだすことから始めます。



ココでは、10個単語をあげましたが、名詞、だけではなく動詞も、そして出来れば形容詞持入れてもいいかもしれません。とにかくスピーディに。一単語、1秒の速さでやってほしいんですね。最初は語彙力が無いので、みんな生徒さんはこれをさせると、うーんってなってしまって、15個単語を一分で思いつくことは出来ないのですが、とにかくスピーディにポンポンと単語が出てくるまで辛抱強く続けるんですね。

何故スピードが大事かはある程度想像がつくと思いますが、会話をする際或いは、英語を読む際、瞬時にその言葉を理解する必要があるからです。日本語で会話しているときは、一単語を理解するスピードはおそらく0.5秒以下です。したがって、支障がないよう話せるようになるためには、同じ状況下を想定して、頭の中で”英語で”反応しなければならない。すぐに連想が出来るところまで言葉を頭に定着させてなければなりません。

ちょっと、コンピューターのファイリングシステムを想像してみてもらえますか?デスクトップがあって、cドライブの中にいろいろなフォルダーがあってその中に色々なファイルがありますよね。
良く使うファイル、たとえば家計簿にしているエクセルファイルとか日記をつけてるワードのファイルなど人によっては、”すぐ分かる”ようにデスクトップにおいてませんか?

実は記憶も、一緒なんです。貴方の頭の中にも、すぐ取り出せるフォルダーとそうでないフォルダーがあると思ってください。よく使う。単語やボキャブラリーは、日本語でも簡単にアクセスしやすい場所にあるので、瞬間で使うことが出来る。”腹減った―” ”眠い” なんてよく使っている人は脳の意識野のデスクトップにそういう言葉が散らかっていてすぐ取り出せるのです(笑)

つまり、このエクセサイズはdeteriorateという言葉を、あなたの頭の意識野のデスクトップにコピーしているようなものなのですね。ちょっと分かってきました? deteriorate という言葉から連想される言葉は既に貴方の頭のデスクトップにあるという事です。すぐ取り出せる単語という事。もっと言ってしまえば会話の際使える単語という事ですね。もっともっと言うと、強く印象に残っている単語という事になります。その強い印象を持つ単語と、覚えなければいけない単語をリンクさせるので、私はこれを リンクワード エクセサイズとなずけました。

2.スピーディ- センテンスクリエーション

リンクワード エクセサイズを終えた後は、少し脳がつかれていますが、さらに追い打ちをかけるように、まさに脳の筋トレのように!次のエクセサイズを行います。その名もスピーディ- センテンスクリエーション。リンクワードエクセサイズで出てきた deteriorate を含む単語をつかって、センテンスを作っていきます。パラグラフでもいいですよ!言葉で概念を構築するトレーニングになります。文章を作るとはそういう事です。それがあなたの言語の表現力!

これも一センテンス5秒ぐらいでやって頂けると効果があります。そして最後に、出来上がった、脈略のないセンテンスたちを一連の意味を成すパラグラフに変えていくことをします。

この一連の流れは一人で行うのとインストラクタ-つまり僕を介しておこなうのとでは、また結果が変わってきます。なぜなら、僕が、一連のエクセサイズ、それ自体の印象を強くするためのインストラクター兼、会話の相手になるからです。発音もそこで学び、印象を更に強くします。僕を介することで、あの時リンクワードを一緒にやった時こう思ったなぁとかこう感じたなぁってくればもうこっちのものです。貴方がその事を覚えているという事は、憶えたい言葉の印象付が出来た事を明らか証明しているわけですから。

ちなみにスカイプで行うリンクワードエクセサイズはすべて英語による誘導でなされます。脳を心地よく混乱?させながら、海馬を刺激、徐々に日本語が頭の中から消えていく瞬間を楽しんでください。もう一つの世界がそこから見えてきます。


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